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LOGISTICS NEWS

「無視」が続く荷主との運賃交渉 「所詮、他人事」

更新日 : 2023.01.12
「無視」が続く荷主との運賃交渉 「所詮、他人事」
「失礼だけど、運賃交渉に行くための燃料代と時間が無駄」。
定期からスポットまで、荷主や元請けの要望に柔軟に対応しているという東海地方の運送事業者はそう不満をこぼす。
あらゆるモノが値上げされ、燃料代や光熱費も上昇。粘り強く交渉に足を運ぶも、「無視」が続いているという。
例えば食品関係。「大手が対策を講じていない、値上げ分が運賃に反映されていない」と現状を嘆く。「あと2~3年勤めればリタイヤする元請けの役員と話していると、先のことなんかどうでもいいという態度が見てとれる。所詮、他人事なのか」と無責任な事なかれ主義にも憤りを感じているようだ。
大手元請け担当者の言い分は「お客様が上げてくれない」というもの。「ならば交渉すべき、値引き率を引き下げるべきでは」と喉まで出かかった言葉を飲み込んだという同社長は、難航する交渉を「もはや子どものケンカ」という言葉に置き換える。
「2023年、24年問題は我々のことじゃない。元請けが考えてくれないと自分たちだけでは絶対無理。お客様にこれ以上上げられないと言うが、我々だって消費者、お客様ではないのか」と矛盾だらけの理由付けに同社長はうんざりしつつも、ドライバーの生活を守るため、どう苦境を切り開くかを模索し続けている。