日野自動車は６月２８日、低床・前輪駆動小型ＢＥＶトラック「日野デュトロ Ｚ（ズィー） ＥＶ」を発売したと発表。同社は、「物流現場における使い勝手とカーボンフリーを高次元で両立する」としている。
新開発のＢＥＶ専用シャシーにより実現した超低床構造の同製品は、荷役作業性や乗降性に優れ、ドライバーの負担を軽減。同社は、「普通免許で運転可能なコンパクトな車体ながら、必要な荷室・荷台空間を確保し、主に市街地での宅配に最適なつくり」としている。
ラインアップには、荷室に直接移動可能なウォークスルーバン型と、用途に応じた荷台を架装できるキャブシャシー型を設定。また、フルメンテナンスリースでの提供となり、「電動車導入時や月々のお支払いが明瞭で、メンテナンスの行き届いた電動車の安定稼働によって顧客のビジネスに貢献する」としている。
電動商用車や充電器といった周辺機器の導入などは、同社グループのＣＵＢＥ―ＬＩＮＸ（東京都新宿区）が今秋に提供開始予定のソリューションを利用できる。
また、日野自動車は６月２３日、同日開かれた株主総会後の取締役会で下義生会長が退任したと発表。
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