1日から自動車運送業のドライバーへの年間960時間の時間外労働上限規制がスタートし、併せてトラックでは年間の拘束時間「3400時間」、1日の拘束時間「最大15時間」など労働基準を強化する改正改善基準告示が適用される。一方、こうした状況でもドライバーの適正な賃金を確保できるよう、新たな標準的な運賃が告示され、荷主への規制措置や多重下請け構造の是正などを目的とした法改正も目前に控える。「2024年問題」を収束に向かうのか――。トラック業界にとって重要かつ試練の1年を迎えた。(田中信也) 物流ニッポンのサイトで読む