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企業インタビュー

「人生最後の職場にしたい」と思えるような会社づくりを

2020.10.22
永橋興業 株式会社
代表取締役社長  柏木 真一
永橋興業

永橋興業㈱は、愛知から全国各地へ向けて重量物輸送、建設機械輸送などを手掛ける運送会社です。
1960年に創業し、運送業界に携わって40年になります。大手企業様との取引があり、長年に渡りご愛顧いただいております。実績と経験に自信と誇りはありますが、甘んじることなく今後もサービスの向上を目指しています。

所在地
〒455-0811
愛知県名古屋市港区善進町8-21
企業URL
http://nagahashi-kk.co.jp/

東海エリアを主軸に全国へ

永橋興業㈱はどのような会社ですか?

私は2代目なのですが、先代の茨木会長が創業した当初に得意先の工場内で荷役業務をしていたのが事業のはじまりです。その後、運搬業務を広げていきました。 弥富市、豊川市などにも拠点があり、地元のお客様だけでなく全国各地へ向けて重量物輸送、建設機械輸送などを手がけています。また日本製鉄㈱事業部では、製鉄所で造られた製品を客先へ受託配送するなどの業務も行っています。 永橋興業㈱では、許可が必要な特殊車両も含めて豊富な車両を抱えています。緊急時や難しい現場でのご依頼にもスムーズに対応できるのも弊社の大きな特徴です。

"人生最後"の職場を目指す

永橋興業㈱はどのような会社ですか?

私がこだわっているのは、従業員にとって「人生最後の職場したい」と思えるような会社にすることです。縁があって一緒に働くことになった方たちが、やりがいがあって充実した人生を送れるような会社を目指しています。
運送業は大変な仕事だと言われますが、弊社の仕事は力はほとんど使わないので女性でも十分活躍できる職場です。現在、女性ドライバーを含めて70人ほどの従業員がいますが、家族的な雰囲気を大事にして、できるだけ風通しの良い職場にしようとコミュニケーションを図っています。

独自の作業標準書で効率化

お客様へのサービス面でのこだわりは、独自に作業標準書を作成していることです。
弊社では仕事の手順を標準化して業務に活かしています。統一したルールがあることでトラブルが生じても、何が原因だったのかを“見える化”することができます。課題があれば社内会議で改善策を話し合い、作業標準書をグレードアップしていきます。
こうした取り組みによって作業のバラつきも減りますし、安全に効率的に業務を行うための意識が高まります。社員一丸となってルールを守り、仕事に取り組むことでお客様の信頼を得ることにもつながっています。

時代変化への挑戦

昨今の運送業界についてどう思われますか?

運送業界のドライバー不足は深刻です。中型免許が施行されて以降、普通免許では4t車に乗れなくなり、多くの運送会社のニーズに合わなくなりました。そのため高校卒業後、最初の就職先として運送業界に入ってくる人が少なくなりました。社会全体として取り扱う量は増えているのに、ドライバーが不足しているため運ぶことができない。ドライバー不足を解消する方法があれば教えてもらいたいぐらいです(笑)。
今できることは、縁あって仲間になった社員に「ずっと勤めていたい」と思われる会社づくりだと思っています。
コロナ渦での対応も今後の課題ですね。取引先の担当者とオンラインの打ち合わせも増えました。変化する時代に対応するために、やれることは積極的に挑戦したいと考えています。

会社・社員を「守る」

今後の夢や目標について教えてください。

正直、売上を急速に拡大するイメージは持っていないんです。10人、20人とドライバーを雇って業績を伸ばすよりも「守る」ことを大事にしたいと考えています。
ドライバー一人ひとりが標準作業を行い、現場のルールを守って安全、確実な仕事をする。会社で働く全員が当たり前のこと当たり前にする。そういうコツコツを「守る」姿勢を続けていけば、お客様の評価も高まり、自然と業績は伸びていくと思います。
もちろん私自身も従業員を守ります。弊社で働いている人達が「ずっと勤めていたい。人生最後の職場にしたい」と思えるような会社であり続けるのが目標です。縁があって一緒になった人たちと共に会社を盛り上げていきたい。こうした絆を大切にしたいのは、私が学生時代、吹奏楽部に所属していたことが多少、影響しているのかもしれませんね。