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LOGISTICS NEWS

EーP JAPAN 電動小型物流機器を提案「自動化の第一歩」

更新日 : 2021.02.15
EーP JAPAN 電動小型物流機器を提案「自動化の第一歩」
EーP JAPAN(道祖土三基夫社長、川崎市麻生区)は、中国大手の物流機器メーカー「EーP Equipment社」の電動小型物流機器を日本国内で販売している。道祖土社長は、「様々な製品を取り揃えているが、中でも1トン未満の小型軽量機器は特殊運転免許も不要なため、自動化の第一歩として提案している」と語る。
「日本国内では、免許が必要な1トン以上のフォークが主流。欧州では7割、アジアでも3割の普及率と言われている小型物流機器だが、日本ではわずか5%」と切り出す同社長。「パレットや仕様が標準化されておらず、企業・業種・荷物ごとに独自のフォークのカスタマイズが行われていることが要因の一つでは」と分析する。
「『自動化したいができない』という声がよく聞かれるが、まず、人が作業するものが標準化されていなければ自動化は難しい」と指摘。「電動のパレットトラックや牽引車、パレットスタッカー、オーダーピッカーといった小回りが効く小型物流機器にあわせて、『垂直』『長距離』などを分業する必要がある」とする。
「電動スタッカーは、標準化されたパレットでの荷さばきが中心の欧米で普及し、いまやフォークに替わるもの」と話す。「当社は世界中の有名メーカーのOEMとして提供している」とし、「モノマスト電動スタッカー」「歩行式電動パレットスタッカー」「乗車式電動パレットスタッカー」などを用意しているという。
「電動パレットトラックは、物流業界向け製品の中でも世界的に急成長しているカテゴリー。狭小な場所での操作性も良く、可視性を重視しているため安全性も高い。耐久性・保管性にも優れている」と胸を張る。「パレットの種類、積載量、用途に応じて豊富なラインアップを揃えている」。
「5年後には全面自動化を目指す。そのためのワンステップ」と小型物流機器の重要性を強調する道祖土社長。「省力化を図りたい、保管量を増やしたいなど、ユーザーによって課題は異なる。5年・10年先にどう改善されたいかを共に考え、解決する提案をしたい」と語った。