北海道の食の供給基地として機能する札幌市中央卸売市場(札幌市中央区)。4月から、10カ年の第2次経営活性化プロジェクトが始まり、物流効率化や施設整備に向けた方向性を提示した。現場では青果物輸送でパレットの切り替えが進んでおり、卸売会社は2022年4月までの全面転換を目指す。少子高齢化や流通経路の多様化などで取扱量が減少傾向の中、関係者一体による改善で機能強化を図り、「選ばれる市場」として存在価値を高めていく。(土屋太朗) 【写真=札幌市中央卸売市場では独自の大型パレット㊨を使用していた】