新型コロナウイルス禍に伴う半導体不足や、日野自動車のエンジン認証不正などで揺れた日本国内の大中型トラック市場が息を吹き返しつつある。2023年の大型トラックメーカー4社の販売台数は4年ぶりに前の年を上回る6万6497台(前年比19%増)となった。ただし、3月以降の大中型車の販売台数は上向きに転じているものの、新型コロナ以前の19年の販売台数(9万3173台)に比べると、7割程度の水準にとどまる。大型トラックの納期の長さに不満を募らせるトラック運送事業者もいるようだ。 (小瀬川厚) 物流ニッポンのサイトで読む