時間外労働上限の年間960時間を超えるドライバーがいるトラック運送事業者は4分の1──。全日本トラック協会(坂本克己会長)が5月27日に公表した「働き方改革モニタリング調査」によると、2023年10月時点で、24年4月から適用された上限時間を超えるドライバーが「いる」と答えた事業者の割合は25.9%で、前回調査(22年10月時点)の29.1%から3.2㌽低下した。ただ、全ト協が掲げる「24年度に960時間超のドライバーがいる事業者ゼロ」の目標達成が厳しい状況であることが浮き彫りとなった。(田中信也)