ヤマトホールディングスは5日、ナカノ商会(沼澤宏社長、東京都江戸川区)の発行済み株式の87.7%を取得し、12月1日付で連結子会社にする、と発表した。ヤマトHDは2027年3月期を最終年度とする中期経営計画で、サードパーティー・ロジスティクス(3PL)のように保管から輸送まで一括して物流業務を請け負うコントラクト・ロジスティクス(CL)事業を成長領域として捉えており、今回のM&A(合併・買収)により、ナカノ商会をCL事業の中核に据え、事業基盤を強固にする。取得額は469億4300万円で、ヤマトHDがこれまでM&Aした物流企業の中で最高額となった。(高橋朋宏)