成田空港(千葉県成田市)で11月に発生した輸入貨物搬出のトラックドックマネジメントシステム(TDMS)導入によるトラック待機時間の長時間化は、1カ月が経過した現在も「改善していない」との声が上がっている。搬出に関わる運送事業者から「待機時間の延長が固定化されている」との指摘がある一方、貨物上屋側は滞留対策を行ったことで「スムーズな貨物引き渡しが可能になっている」と説明。改善が図られていないとみる運送事業者の一部は、成田空港での貨物引き取りを避ける状況となっている。(佐々木健) 物流ニッポンのサイトで読む