運輸デジタルビジネス協議会(TDBC、小島薫代表理事)は、業務前自動点呼の制度化と本格運用に向けた動きについて、業務効率化へ貢献することに理解を示す一方、安全確保上の課題を懸念している。「運行管理者が乗務員の健康状態を客観的に確認するという重要な部分が欠落している。健康状態の自己申告、体温、血圧の閾値(しきいち)による異常把握のみでは、『対面点呼と同等の行為』とはならないのでは」と警鐘を鳴らす。業務前自動点呼は今秋にも本格運用されるとみられる。(高橋朋宏) 物流ニッポンのサイトで読む