トラックドライバーへの年間960時間の上限規制適用「1年目」となる2024年度、トラック運送事業者の多くは、運行の見直しや荷待ち・荷役など付帯作業の改善を行った結果、順守が図れたとともに、労働環境改善や多様な働き方の実現などの効果をもたらした。一方、荷主の理解不足や物量増加、インフラの未整備などで対応が進まず、規制を順守できていないケースも少なくない。2年目を迎え、規制を順守できない事業者への取り締まり強化が予想される中、荷主、関係行政機関など利害関係者が主体的に改善に取り組むことが不可欠だ。(特別取材班)