成田空港(千葉県成田市)の輸入貨物搬出トラックの長時間待機問題で、新たな課題が浮上している。特定の上屋が実施する、指定時刻までに搬出貨物を引き渡す有料サービスが、成田国際空港会社(NAA、藤井直樹社長、同)が進めるトラックドックマネジメントシステム(TDMS)のバース予約と重複。TDMSで時間予約した運送事業者の待機時間を長引かせている可能性が指摘されている。1日に千葉県トラック協会(池田和彦会長)が開催した「成田空港における航空貨物対策協議会」で明らかになった。(佐々木健) 物流ニッポンのサイトで読む