上場企業のMBO(経営陣が参加する買収)が増加傾向にある。物流企業も例外でなく、最近はエスライングループ本社(山口嘉彦社長、岐阜県岐南町)、トランコム(神野裕弘社長、名古屋市東区)、日新(筒井雅洋社長、東京都千代田区)などが実施。MBOを通じて上場廃止とすることで、経営の自由度を高める狙いがある。専門家は、改正法などの環境変化で物流企業に求められる対応が増す中、MBOが業界の構図を変える契機になる可能性を指摘する。(土屋太朗) 物流ニッポンのサイトで読む