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コラム

前回の記事で、労務管理におけるチェックポイントを確認しました。
この記事では改善基準告⽰に合わせて、どういった対応をすべきなのか。チェック式で確認できるような記事になっています。
 今回紹介するチェックポイントをクリアすれば問題がないという訳ではないので、ご注意ください!

改善基準告⽰のチェックポイント

 早速、改善基準告⽰におけるチェックポイントを⾒ていきましょう。

チェックポイント

【詳細】具体例

ドライバーの1か⽉の拘束時間を293時間に収めることはできていますか?

293h

 ドライバーの拘束時間とは「始業時刻から終業時刻までの時間で、労働時間と休憩時間(仮眠時間を含む)の合計時間」をいいます。

 改善基準告⽰に対応するために、1ヶ⽉の拘束時間を293時間に抑える努⼒が必要です。
 これが難しい場合、ドライバーと労使協定を締結することで年間3,515時間かつ、6ヶ⽉までは320時間以内で拘束時間の調整が可能です。

具体策1

まずは、各⽉においてどれくらいの拘束時間になっているのかを把握し、年間のバランスを調整しましょう。

ドライバーの運転時間は、2⽇の平均が9時間以内に収まっていますか?

 ドライバーの運転時間は、始業開始から2⽇(48時間)平均で9時間以内に収めなければなりません。
計算⽅法は、
 「{(特定⽇の前⽇の運転時間) + (特定⽇の運転時間)} / 2」と
 「{(特定⽇の運転時間) + (特定⽇の翌⽇の運転時間)} / 2」で算出し、ともに9時間を超えていない必要があります。

運転時間の計算

 また、1週間の運転時間は2週間ごとの平均で44時間以内に収めなければなりません。
特定の⽇を起算⽇として2週間ごとに区切り計算します。
 下に計算例の図を記載します。

特定日の起算日計算
具体策2

勤務時間を調整した場合の
ドライバーへの⽀払額はシミュレーションできていますか?

支払いシミュレーション

 ここまで改善基準告⽰のチェックポイントを2つ挙げましたが、これらの変更点には対応できていますか?
 対応ができていない場合、ドライバーの勤務時間の⾒直しや運転時間の⾒直しが必要になりますが、
その際に⽀給額のシミュレーションはできますか?

 ドライバーの勤務時間や運転時間を削減するということは、本来運ぶことができていた貨物を運ぶことができなくなる。歩合給与制にしているドライバーへの⽀給額が減少するなど、労働時間短縮による影響を考慮しなければなりません。

 ⽀給額が減少すれば、ドライバーの満⾜度が低下してしまい離職へと繋がりかねません。
 会社にとってもドライバーにとっても望ましくない結果を迎えてしまうことになります。

 そのため、勤務時間を変更した際のドライバーへの⽀給額のシミュレーションができるかどうか?が⼤事になるのです。

具体策3

トラック勤怠システムのご紹介

労務管理のポイントに対応可能なシステムの紹介です。

複雑な給与体系に対応できること
時間給、歩合給、時間外給等の支払い方法に対応可能です。

複数の勤務パターンに対応できること
雇用体系や部門ごとに設定することが可能です。それぞれに所定労働時間や日次手当などを設定できます。

ペーパーレスで計算ができること
勤怠管理をweb打刻で行うことができます。(スマホからも可)デジタコとの連携もできるので、勤怠計算、給与計算がweb上で可能になります。

支給額シミュレーションができること
現行の支給額と時間割増計算を適用した支給額を比較、差額の確認ができます。
未払残業代が発生していないか/時間制にしても現行給与と相違ないか など新たな支給項目を設定するシミュレーションとして活用できます。

※無料トライアル実施中