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コラム

トラックのドラレコは義務?将来的な義務化の可能性とメリット、選び方を解説

トラックのドラレコは義務?将来的な義務化の可能性とメリット、選び方を解説

更新日 : 2026.05.26
デジタコ

トラックにドラレコ(ドライブレコーダー)を付けるべきか迷っている運行管理者は多いのではないでしょうか。特に「義務化されているのか」「今すぐ導入しないと問題になるのか」といった点は、判断に迷いやすいポイントです。

この記事では、2026年5月時点におけるトラックへのドラレコ装着義務の有無や、将来的な義務化の見通しについて解説します。導入するメリットや失敗しない選び方、おすすめ製品もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

トラックへのドラレコ(ドライブレコーダー)装着は義務?

結論から言えば、2026年5月時点ではトラックへのドラレコ装着は義務化されていません。法律で装着が強制されていないため、事業所の状況によっては未装着の判断も認められています。あくまで事業者の裁量で導入できる安全装置の位置づけです。

しかし、運送業における実務上の安全管理という観点からは、ドラレコの装着が強く推奨されています。実際に多くの事業者が導入を進めており、業界のスタンダードとなりつつあります。そのため、可能であれば前向きに導入を検討したいところです。

ドラレコの導入を本格的に検討する前に、まずは種類や取り付け位置といった基本事項を押さえておきましょう。

トラック用ドラレコと乗用車用ドラレコの違い

ドラレコには、運送業に対応した「トラック用」と、一般的な「乗用車用」の2種類があります。運送会社がドラレコを導入する場合は、トラック用のドラレコを選びましょう。

トラック用と乗用車用のドラレコの主な違いについて、下表にまとめました。

項目トラック用ドラレコ乗用車用ドラレコ
電圧対応24V車に対応した製品や、12V/24V両対応の製品が多い12V前提の製品が多く、24V車には対応していない場合がある
記録範囲車体が大きく死角も多いため、前方に加えて側方・後方の記録に対応した製品が選ばれやすい前方・車内・後方など、一般的な走行記録を目的とした製品が多い
業務用途向け機能GPSによる位置情報・車速記録、長時間録画、複数車両管理などに対応した製品がある個人利用を想定した録画・駐車監視・事故時記録などが中心

もし、乗用車用のドラレコを選ぶと、電圧の違いによる故障や、死角の記録漏れといったリスクを招くおそれがあります。ドラレコ装着義務の有無に関わらず、トラックでの使用に合った性能を見て製品を選ぶことが大切です。

トラック用ドラレコの取り付け位置

トラック用のドラレコは、保安基準(車両の安全を確保するための法律上の基準)により、設置できる範囲が決められています。フロントガラスに付ける場合、主に以下の範囲に収める必要があります。

・ルームミラー裏(ルームミラーに隠れる範囲)
・フロントガラス上縁から20%以内
・フロントガラス下縁から150mm以内

出典:国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2025.6.17】第39条(窓ガラス)

実際の設置では、ドライバーの視界を妨げないことや、雨天時でも前方を記録しやすい位置であること、車検ステッカーと干渉しないことも確認しましょう。法令に準拠しつつ、前方を安定して記録しやすい位置を選ぶのが基本です。

トラックへのドラレコ装着は将来的に義務化される?

現時点では義務ではないものの、将来的にドラレコの装着が義務化されることは十分あり得るでしょう。背景には、すでに多くの事業者が導入している実態と、安全対策強化の流れがあります。

公益財団法人日本自動車輸送技術協会の調査によると、令和4年度時点でトラックへのドラレコ装着率は90%を超えています。

出典:公益財団法人日本自動車輸送技術協会「バス・トラックの視認性向上装置等に関する実態調査報告書(概要)

この数字からもわかるように、ドラレコはもはや特別な設備ではありません。運送業におけるデファクトスタンダードとして、業界全体で装着が当たり前となっているのが現状です。

また、事業用自動車の安全対策は国主導で継続的に強化されています。実際に、デジタコ(デジタルタコグラフ)の装着対象は段階的に拡大されてきました。こうした背景を踏まえると、近い将来にドラレコが義務化される見通しは小さくないでしょう。

なお、デジタコの義務化の見通しについては、以下の記事を参考にしてください。

デジタコの義務化はいつから?対象車両と罰則について解説

トラックにドラレコを装着するメリット

ドラレコを導入する運送会社が増えているのは、それだけ多くのメリットがあるためです。ここでは、トラックにドラレコを装着する主な3つのメリットを見ていきましょう。

・事故時のトラブル防止につながる
・ドライバーの安全運転意識が向上する
・安全運転指導教育に活用できる

事故時のトラブル防止につながる

万が一の事故でも、ドライブレコーダーの映像があれば、当時の状況を正確に裏付けることができます。曖昧な記憶に頼らず、動かぬ証拠として提示できるため、示談交渉や過失割合の争いから会社とドライバーを守る、心強い存在となります。

トラブルの長期化を防ぐことは、精神的なストレスだけでなく、現場の復旧を早めるという面でも大きなメリットです。

ドライバーの安全運転意識が向上する

車内にドライブレコーダーがあることで、「プロの運転をしっかり記録に残している」という意識が、現場によい意味での締まりを生みます。急ブレーキや急発進といった危ない挙動が自然と減るのは、単にカメラがあるからだけでなく、ドライバー自身が自分の運転を意識するきっかけになるからです。

具体的には、万が一ヒヤリとする場面があっても、映像があれば後から「どこにリスクがあったか」を事実ベースで振り返ることができます。実際の場面を見ながら「次はこうしよう」と具体的に考えられるため、ドライバーの納得感も高く、自発的な安全運転につながりやすくなります。

こうした積み重ねが、結果として会社全体の安全レベルの底上げにつながるでしょう。

安全運転指導・教育に活用できる

運行管理者の視点で言えば、ドラレコの映像は安全運転のための貴重な教材にもなります。日々の教育や研修に取り入れることで、ドライバーに対して具体性のある安全指導が可能になります。

ドラレコの活用は、悪いところの指摘だけではありません。狭い路地での離合や悪天候時の車間距離の取り方など、ベテランが経験則で行っている「事故を未然に防ぐ操作」を映像で可視化し、社内で共有する手法が有効です。

こうしたベテランの手本を共有することで、個人の感覚に依存していた安全技術を、会社全体の共通ルールとして定着させることが可能になります。

義務化に向けてドラレコを導入する際のポイント

現状の装着率や、安全対策の強化の流れを考えると、今後はドラレコの導入がさらに一般化していくと考えられます。いつ義務化されても対応に困らないよう、ドラレコを導入する際のポイントを2つ押さえておきましょう。

・デジタコ・ドラレコ一体型の製品を選ぶ
・助成金・補助金で負担を軽減する

デジタコ・ドラレコ一体型の製品を選ぶ

導入のコストや手間を削減するうえでは、デジタコとドラレコが一体となった製品を選ぶのが効果的です。近年はドラレコだけでなく、運行データを記録するデジタコも広く普及しています。

デジタコとドラレコを別々に導入すると、それぞれに購入費用や取り付け工賃が発生してしまいます。デジタコ・ドラレコ一体型の製品で機器を一元化すれば、こうした初期コストを抑えやすくなるでしょう。

また、デジタコの運行データとドラレコの映像データを紐付けて記録できるため、証拠としての信頼性をより高められるのも大きなメリットです。運行管理者が状況を把握しやすくなり、データ管理の手間を削減できます。

昨今、デジタコはクラウド連携や多機能化が進んでおり、機種によって管理の効率が大きく変わります。一体型への切り替えや新規導入を検討する際は、以下の記事より、自社の運用に最適なモデルを選ぶための比較ポイントをあわせて確認しておくことをおすすめします。社内で導入を検討する際の情報として、ぜひ参考にしてください。

デジタコとは?3つの種類と導入のメリット、デメリットをわかりやすく解説

助成金・補助金で負担を軽減する

ドラレコの導入にあたっては、国や業界団体が提供している助成金・補助金を活用するのも有力な選択肢です。申請が承認されれば、ドラレコ導入費用の一部が助成されるため、経済的な負担を軽減できます。

たとえば国土交通省は、ドラレコやデジタコを導入する事業者などを支援する「事故防止対策支援推進事業」を運営しています。こうした制度を活用すれば、コスト面がネックとなっていた運送会社でも無理なく安全対策を強化できるでしょう。

助成金・補助金の申請においては、期間や要件(対象機器など)が定められていることが一般的です。そのため、制度の要件を満たしているか事前に確認しましょう。機器選定の初期段階から情報収集を行っておくことが大切です。

ドラレコ導入ならナビ・デジタコ一体型の最新モデル「DTS-G1D」

デジタコとドラレコを手軽に両立する解決策として、クラウド型デジタコ「DTS-G1D」の導入がおすすめです。DTS-G1Dは、以下のように多くの特長を兼ね備えています。

・デジタコ・ドラレコ・ナビを1台に集約し、車内配線をすっきり
・LTE通信によるリアルタイム管理で、SDカード回収の手間をゼロに
・7インチの大型タッチパネルで、スマホのように直感的な操作が可能
・独自の画像認識で車線逸脱や歩行者を検知し、安全運転を強力に支援

また、設定変更や更新作業の負担が少なく、導入後の運用もスムーズです。管理システムと連携すれば、運行データを日々の業務管理や指導に活用できます。

無料でオンラインデモも実施しています。実際の操作感や機能を確認したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。



まとめ

2026年5月時点では、トラックへのドラレコ装着は義務化されていません。しかし、安全管理の観点から導入が強く推奨されており、すでに多くの運送会社が導入を進めています。

制度の見直しや業界の動向により、将来的にドラレコ装着が義務化されることは十分に考えられます。そのため、いつ義務化されても困らないよう、早めに準備しておくとよいでしょう。

ドラレコの導入コストや運用負担を抑えるには、補助金の活用やデジタコ・ドラレコ一体型製品の選定が効果的です。安全管理体制の強化と業務効率化を両立させたい方は、ナビ・デジタコ一体型の最新モデル「DTS-G1D」の導入をぜひご検討ください。